

今回はこのようにお考えの方に向け、実際にコナミスポーツでアルバイトをしていた筆者がメリット・デメリットや詳しい仕事内容や面接対策などを解説します。
これからジムバイトをしたいと思っている大学生・主婦の方はぜひ参考にしてみてくださいね。
筆者がスポーツジムのアルバイトで感じたメリット
筆者が働いていたコナミスポーツのアルバイトで感じたメリットを紹介します。
※あくまで筆者の経験であり、他のスポーツジムに当てはまらないこともあります
社員・パートの主婦たちが優しい
筆者が勤務していた店舗では、社員・パートの主婦たちが優しく、非常に働きやすかったです。
また筆者が客として利用した店舗を振り返っても、スタッフ同士で仲の良いジムが多かったです。
フィットネスという業界上、陰湿な人はあまりいないと考えられるでしょう。
お客さんの民度は良い
筆者が勤務していたコナミでは、お客さんの民度が高く、マナーの悪い客・クレーマーはほとんどいませんでした。
これはおそらく月会費1万円以上という価格帯と治安の良い立地、運動によってストレスが解消されている理由によるものと考えられます。
逆に安価で治安の悪い立地にある店舗は客層が悪い可能性もあるでしょう。
勤務後にお風呂に入れた
筆者が勤務していた店舗では、勤務後にお風呂に入らせてもらえました。
特に寒い日に入るお風呂が気持ちよく、これだけでジムバイトをして良かったと思えたほどです。
風呂なしの24時間ジムだと当然お風呂も使えないため、お風呂に入りたい方はコナミやゴールドジムなど大型ジムに応募しましょう。
筆者がスポーツジムのアルバイトで感じたデメリット
筆者が働いていたコナミスポーツのアルバイトで感じたデメリットを紹介します。
※あくまで筆者の経験であり、他のスポーツジムに当てはまらないこともあります
時給は高いわけではない
他のバイトと比べても、時給が高いとは思いませんでした。
実際、マイナビの平均時給ランキングによると以下のようになっています。
- 1位:家庭教師:1646円
- 2位:塾講師:1315円
- 3位:コールセンター:1279円
- 4位:プログラミング:1264円
- 15位:スポーツジム:1036円
そのため、時給重視の方は教育系かプログラミングの方がよっぽどおすすめです。
特にプログラミングは、就活でも有利ですし、将来的に高い給料がもらえるエンジニアになれる可能性も高まるため、非常におすすめです。

声を張る機会がある
予約制のスタジオレッスンでの呼び出しや館内放送など、度々声を張る機会はあります。
特にスタジオレッスンを受け持つ場合は大声を出せないと、お客さんに怒られる可能性もあるでしょう。
大声を出すのが苦手な方には向いていないでしょう。
ジムの利用はしづらい
一般的にスポーツジムのアルバイトになると、勤務時間外でジムを利用できます。
しかし、筆者の場合は「お客さんがいる時間帯は止めて欲しい」と言われており、できませんでした。
休館日に仕事ついでのトレーニングは許可が出ましたが、それ以外ではトレーニングしていません。
ただし、ゴールドジムや24時間ジムは勤務時間外のトレーニングは基本的に可能です
クレームを受けることもある
接客業ですから、クレームを受けることもありました。
筆者が勤務していた店舗は民度が高く、クレーマーの出現率は低かったですが、安価のジムや治安の悪い地域では出現しやすいでしょう。
ただし、ひどいクレーマーは社員が助けてくれることも多いです。
スポーツジムのアルバイトの仕事内容
スポーツジムのアルバイトの仕事内容を紹介します。
基本的には以下の業務を30〜60分ごとで交代しながら回していきます。
※24時間ジムとは異なる部分もあります。
受付
お客さんの入会手続きや、入店・退店のサポート、物品販売のレジなどを行います。
ジムの玄関となるため、明るく元気な対応も求められます。
ジムエリアの見回り
ジムエリアに一定時間滞在し、お客さんに問題がないかの見回りや、レッスン後のスタジオのモップ拭きを行います。
お客さんにトレーニングについて質問されることもあるため、簡易的なトレーニング知識はあった方がいいです。
ただしパーソナルトレーニングのサービスがある場合は教えすぎるのは逆にNGです。
パーソナルトレーニング
社内の資格や公的な資格があると、アルバイトでもパーソナルトレーニングができる店舗もあります。
たとえば固定された筋トレメニューの指導やピラティスなどがあります。
ただし本業のパーソナルトレーナーと比べるとレベルの差が出やすいため、修練は必須です。

スタジオレッスン
小さな体育館のようなスタジオで、ダンスやボクシング、ヨガなどのレッスンを行います。
集団に対して向かい合いながら行うため、場を盛り上げる雰囲気づくりや出来ていない人に上手く教える指導力も必要となります。
レッスンは義務ではありませんが、お客さんと仲良くなりやすく案外楽しむスタッフが多いです。
点検
書類や在庫が残っているか、お客さんに問題が起こっていないかなど、各フロアの見回りをする仕事です。
清掃
ジムの各所の簡易的な清掃を行います。
大型のジムでは休館日に大々的な掃除をするため、営業中は掃除機や窓拭きなど簡易的なものが多いです。
休館日のない店舗では営業中でもしっかりと掃除します。
プール監視
プール監視は台に登って、お客さんが溺れていないか監視するのが主な業務です。
他にも水泳のレッスンがある場合は整列させる、水温を計るという仕事がありました。
ただ男女とも水着に着替えるため、水着に抵抗のある方は厳しいです。
プールのない店舗ではこの業務はありません
スポーツジムの種類
アルバイトで働く対象となるジムは、総合型ジムと24時間ジムが一般的です。
総合型ジム
大規模なジムエリア、プール・風呂・サウナ・スタジオなどが一体になった総合型のジムです。
店舗面積が広いことから業務内容も多岐にわたるため、アルバイトは24時間ジムよりも覚えることが多いです。
客層は女性や高齢者、中年のサラリーマンなどが多いです。
総合型ジムの例
- コナミスポーツ
- NAS
- ティップネス
- セントラルスポーツ
- ルネサンス
- ゴールドジム
24時間ジム
24時間空いており、トレーニングエリアのみがあるジムです。
総合型ジムよりも狭いため、1人で複数の役回りをこなしますが、暇な時間も多いです。
客層は大学生や若いサラリーマン・OLが多いです。
24時間ジムの例
- チョコザップ(アルバイトはない)
- エニタイム
- FITPLACE24
- JOYFIT
スポーツジムのアルバイトの時給相場
マイナビの平均時給ランキングによると、スポーツジムの時給相場は1036円となっています。
夕方〜夜のシフトで4時間、週に4回入った場合は月収換算で66,304円となります。
ただし営業をかけてサプリメントを購入してもらう、パーソナルトレーニングを行うなど、店舗の売上貢献につながる行動をすればインセンティブがもらえることも。
また将来的にトレーナーを目指している場合、休憩時間にトレーナーに情報を教えてもらうこともできるなどメリットも多いです。
スポーツジムのアルバイトに向いている人
スポーツジムのアルバイトに向いている人の特徴は以下の通りです。
- トレーニングが好きな人
- 接客に苦手意識がない人
- 声を張ることに抵抗がない人
- 掃除に抵抗がない人
- 水着に抵抗がない人
飲食店や居酒屋のホール、スーパーのレジなどに比べると接客は少ないため、意外とハードルは高くありません。
ただしお客さんから話しかけられたり、レッスン時に整列させたりすることも多いため、社交性や大声が出せないと難しいです。
スポーツジムのアルバイトの面接対策
スポーツジムのアルバイトに採用されるための面接対策を紹介します。
運動好きな点をアピール
アルバイトスタッフがスタジオレッスンやパーソナルトレーニングを行うこともあるため、運動好きな方が優遇されます。
過去のスポーツ歴や現在の運動習慣について聞かれるため、部活動生でなければ自分でジムに通った方がいいです。
自らジムに通う習慣があれば、その経験をお客さんに教えることもできるとアピールの材料にもなります。
アルバイト希望の店舗の会員になる是非
自分がジムに通う際、アルバイトで働きたい店舗に会員として通うのはメリット・デメリットがあります。
メリットは会員目線でジムの良し悪しがわかることで、「アルバイトとして問題解決に努めたい」とアピールすれば好印象に受け取られるでしょう。
一方、デメリットは会員として愛想が悪いと思われれば、面接で明るいアピールをしても信用されにくいでしょう。
明るく社交的な印象をアピール
接客業なので、明るく社交的な印象を与えなければ採用されにくいです。
見た目の清潔感も必要ですし、喋るときもハキハキと明快な話し方を意識しましょう。
このジムでないとダメな理由をアピール
近年のフィットネスブームの影響から、近隣にジムが複数ある方も多いでしょう。
この場合は面接で、「うちのジムじゃなくて、あのジムでも良くない?」と聞かれることもあります。
そのため、希望するジムをビジターとして体験するなどして、このジムでなきゃダメな理由を考えましょう。
シフトにたくさん入れることをアピール
シフトに入りづらい人と入りやすい人では、当然入りやすい人が選ばれます。
大学生であれば平日の夕方〜夜間、休日であれば終日入れるアピールを最低限しておきましょう。
また逆に平日の午前〜昼間は主婦が多いため、その時間帯に男子大学生が入れると重宝されやすいです。
逆に女子大学生は主婦と同じ時間帯しか入れないと採用されづらいため、主婦が入りにくい時間が狙い目です。
スポーツジムのアルバイトに関する質問
スポーツジムのアルバイトに関する質問にお答えします。
出会いはある?
男女比率は若干男性が多いくらいで、女子大学生も多いです。
十分に出会いのチャンスはあると言えるでしょう。
女性でも受かる?
更衣室内や女風呂の点検など女性にしか出来ない業務もあるため、女性でも受かりやすいです。
ただし平日の午前〜昼間はパートの主婦が多いため、女子大学生は休日や平日の夕方〜夜間に勤務できるアピールをしましょう。
髪色は自由?
男性は黒髪、女性は黒髪か茶髪というルールが一般的です。
基本的に金髪など派手な色は禁止と考えましょう。
スタジオレッスンはやらなくても良い?
筆者が勤務していたコナミでは、やる人とやらない人に分かれていました。
もちろん、「やります」といった方が面接で受かりやすくはなるでしょう。
ただしやりたくなければ、面接時にやらなくても良いか聞きましょう。
太ってる人でも受かる?
太っているからといって落とされるとは限りません。
そもそも受付や掃除、プール監視など太っていても問題のない仕事が多いからです。
ただし太っている学生と体育会系の学生だと、後者が選ばれやすいかもしれません。
そのため、「太っていることに悩んでいるお客さんに寄り添える」など、太っていることを逆に強みとしてアピールする戦略を立てましょう。