巻き方はどうすればいい?
今回はこのようにお考えの方向けにリストラップの筋トレ効果や巻き方、ベンチプレス以外でも使うべき種目、他ギアとの使い分けなどを解説します。
リストラップの使い方でお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
リストラップで得られる筋トレ効果
リストラップを巻くことで手首を固定し、怪我予防に繋がる効果が期待できます。
特に素手でベンチプレスを行う場合、手首が寝すぎたり曲げすぎたりすることで手首や肩の怪我のリスクが高まります。
リストラップを巻くことで手首が固定され、フォームを維持したまま胸や腕、肩などの種目に集中できるのです。
フォームが整うことで、結果的に重量アップにも繋がるでしょう。
鈴木雅選手の意見
日本ボディビル選手権9連覇のトップビルダー鈴木雅選手の意見もぜひ参考にどうぞ。
リストラップの巻き方
リストラップの巻き方は上記の動画を参考にどうぞ。
特に注意したいのは巻く時の強さです。
初心者の場合はガチガチに強く巻きすぎて手が鬱血するようなことがありますが、基準は手が鬱血しないくらいの強さです。
弱すぎると着ける意味がなくなりますが、強すぎても逆効果ですので要注意
リストラップを筋トレで使う種目
リストラップを巻くのが効果的だと感じている種目は以下の通りです。
- 胸の種目全般
- 腕の種目全般
- ショルダープレス
- スクワット
特にベンチプレスやショルダープレスなど高重量で手首に負荷がかかりやすい種目で巻くべきです。
ただダンベル系の種目でダンベルが滑りやすい場合に、パワーグリップを使うという選択肢もあります。
またスクワットでも手首が反るため、怪我予防として巻くのがおすすめです。
リストラップのおすすめ
リストラップのおすすめを3つ紹介します。
安さ重視の初心者はFERRY
安さ重視でトレーニング初心者の場合はFERRYがおすすめです。
FERRYは柔らかめのリストラップですが、ある程度の重量までは十分な保護力・耐久性を発揮してくれます。
ベンチプレスで100kg以上を扱う場合は厳しいと感じましたが、女性やトレーニング初心者であれば十分に活躍してくれるはずです。
本格派はゴールドジム・シーク
筋トレ中上級者やこれからレベルアップしていきたい初心者まで、本格派が欲しい方はゴールドジムかシークの青のリストラップがおすすめです。
ゴールドジム
ゴールドジムのリストラップは硬さと柔軟性が絶妙なバランスで作られたリストラップです。
トップビルダーの多くが実際に着用しており、耐久力や保護力の面では非常に優れています。
後述のシークと比較して、お好みの方を選びましょう。
シークの青
高品質ながらゴールドジムのリストラップよりお安く買えるのがシークのリストラップです。
シークのリストラップは様々なカラーバリエーションがありますが、青だけ硬めの作りとなっており、高重量トレーニングで抜群の保護力を発揮します。
前述のゴールドジムと比較してお好みの方を選びましょう。
リストラップに関する質問
リストラップに関するよくある質問にお答えします。
重量上がる?
リストラップを巻くことでフォームが安定しやすくなり、それによる重量アップは期待できます。
またリストラップを巻いている安心感が高重量に挑む際のメンタルにポジティブな影響を及ぼし得るでしょう。
何キロから巻く?
何キロから巻くかは完全に人による部分が大きいです。
ただ手首の保護という目的から考えると、ウォームアップの60〜80%程度の重量あたりが適切ではないでしょうか。
必要ない?
手首を痛めないような低重量しかやらない方、あるいは手首が強くて怪我をしにくいような方は必要ないかもしれません。
ですが、これまでベンチプレスで手首を痛めたことがあるような方は巻くことを推奨します。
どこに売ってる?
Amazonや楽天といった通販サイトやゴールドジムの店舗などで販売されています。
内巻きと外巻きはどうする?
上記の動画を参考にして、まとめると以下のとおりです。
- 可動域を広げる:手首のラインで内巻き、手の甲のラインで外巻き
- 反発を強める:手首のラインで外巻き、手の甲のラインで内巻き
パワーグリップ・グローブとの使い分けは?
リストラップとパワーグリップ、グローブとの使い分けは好みで分かれます。
個人的な意見と一般論を合わせると以下のような使い分けがおすすめです。
- リストラップ:胸の種目全般、腕の種目全般、肩の種目全般、スクワット
- パワーグリップ:背中種目全般、インクラインダンベルプレス、ディップス、レッグエクステンション、ルーマニアンデッドリフト、ブルガリアンスクワット、サイドレイズ
- グローブ:ダンベル系の種目全般
一般的には胸・腕・肩の種目の多くはリストラップですが、筆者はダンベル系の種目でダンベルが滑りやすいため、パワーグリップを使用することも多いです。
また背中の種目や、ルーマニアンデッドリフト・ブルガリアンスクワットのように重いダンベルをぶら下げるような種目でもパワーグリップを使っています。