ルームランナーの購入を検討しているものの、検索してみると「いらない」「使わなくなる」という声もあるので不安になってしまいますよね。
筆者は1年前にルームランナーを購入しましたが、結論「買ってよかった」と思っています。
本記事ではルームランナーがいらないと言われるデメリットや、実際に使ってみた感想をご紹介します。
ルームランナーがおすすめな人やいらない人の特徴も解説するので、購入の参考にしてください。
使わなくなる?ルームランナーがいらないと言われるデメリット
なぜルームランナーが「いらない」「使わなくなる」と言われるのか、一般的に言われるデメリットをご紹介します。
設置にお金がかかる
まず大前提として、ルームランナーの設置には初期費用がかかります。
そしてルームランナー単体以外にも、最低でも揃えなくてはいけないものがいくつかあります。
以下は筆者が実際に揃えたアイテムです。
- ルームランナー:20,000円~
- シューズ:2,800円~
- 騒音防止マット(180*60cm):3,000円~
このように、初期費用はどんなに安く抑えても30,000円弱はかかると思って良いでしょう。

かなりお金がかかるため敷居が高く「いらない」と感じてしまう人も多いようです。
置くスペースがない
また、実際にルームランナーを設置するスペースを用意する必要があるのもデメリットのひとつ。
部屋の片付けなどの手間がかかり、資金はあってもなかなか購入に踏み切れないこともあります。

コンパクトなものを揃えたとしても、2畳分のスペースは必要です。
ワンルーム6畳間だとかなり窮屈になり、簡単に部屋の模様替えもできなくなってしまいます。
騒音が気になる
騒音が気になってルームランナーを使わなくなる人もいるようです。
やはり多少の機械の走行音や、走るときのドスドスとした音はどうしても避けられません。
マンションなど集合住宅に住む人にとっては、トラブルを避けるためも「ルームランナーはいらない」という選択肢を選ぶかもしれません。
戸建てだとしても、家族が在宅で仕事をしたり寝ていたりすると気を遣ってしまいますよね。
「いつでもできる」と思って結局続かない
いつでも有酸素運動ができると思って、実は続かないというデメリットもあります。

「いつでもできるから明日やろう」と引き延ばして、結果的にルームランナーが置物状態になってしまう人もいるようです。
【実体験】ルームランナーを買って使ってみた感想
今回は、筆者がルームランナーを自宅に設置して1年間使ってみた感想をまとめました。
筆者が実際に使っているのはこちらのルームランナーです。

5畳の部屋に置くと、これくらいのスペース感になります。
走行距離・カロリー・走行スピード・心拍数が分かるようになっており、ボタン操作もしやすいです。
傾斜をつけることもできます。
使用頻度は週2~3回で、深夜22:00~23:00の間に30分ほど走ることが多いです。
当初は産後のダイエット目的で購入しましたが、現在はリフレッシュのために走っています。
それでは、ルームランナーを1年間使ってみた感想をご紹介します。
好きな動画を楽しみながら走れる
好きな動画や映画を見ながら走れるのが最大のメリットだと感じました。

仕事や家事育児で映画を見る時間がないため、運動と一緒に娯楽も楽しめるので一石二鳥です。
快適な空間で有酸素運動ができる
夏は冷房、冬は暖房の効いた快適な部屋で運動できるので、モチベが高いまま継続しやすいです。
汗をかいてもすぐにシャワーも浴びられて、汗べったりな状態でいることはほとんどありません。
また我が家は静音性が高いルームランナーのため、騒音を気にしなくていいストレスなしの快適さもあります。

外出の準備などの手間がない
通常、ジョギングなどをする場合は外に走りに行くのに化粧をしたり着替えたりという準備が必要です。
ルームランナーなら、天候に左右されず走ろうと決意した瞬間すぐに走れます。
時間にゆとりがない生活でもスキマ時間に思い立ったらすぐ始められて、続けやすいのがポイントです。
体調や予定に合わせてすぐ中断・再開できる
ルームランナーは急に体調や予定が変わってもすぐに中断・再開可能です。
途中で子どもが泣いたりごはんが炊き上がったりと家事育児が途中で挟まっても、すぐにまた走れます。

もし走っている最中で体調が悪くなっても中断してすぐベッドに横になれるのもルームランナーならではのメリットです。
月に1~2回の手入れが必要
月に1~2回程度はルームランナーのお手入れが必要というのが面倒なのが、正直なところです。
走行板に油を差したり、モーターカバー内のホコリを掃除したりしなくてはいけません。
「せっかく購入したから長く使いたい」という方は、多少手間でもお手入れを欠かさずにやりましょう。
閉塞感がある
同じ部屋にずっといる、景色が変わらないなどの閉塞感を感じるのもデメリットのひとつ。
特に窓がない部屋やモノが多い部屋だと空気が薄いように感じて、より息苦しさを感じてしまうかもしれません。

おすすめのルームランナー3選
以下では、目的別のおすすめルームランナーを3つご紹介します。
筆者が実際に使っているルームランナーもご紹介するので、ぜひご覧ください。
なるべく安く抑えたい!コスパ重視

出典:Amazon
BARWINGのルームランナーは簡単組み立てで薄型コンパクトなど、コスパが良くスペックも高いです。

しかし最大速度10km/hなので、HIITとして緩急つけて走りたい人などには物足りないかもしれません。
またドリンクやタブレットのホルダーなどがないので、別途立てかけるものが必要になるでしょう。
コンパクトなものがいい!サイズ重視

出典:Amazon
Mobvoi Homeのルームランナーは25kgと軽量かつコンパクトなので、畳んでベッド下に収納できます。
両手に手すりがあるもので30kg未満のものは珍しく、コンパクトかつ移動もさせやすいです。
ただしコンパクトな分、走るためのスペースが狭く油断すると踏み外すので気をつけましょう。
また体重が100kg近くあると音がギシギシ鳴るという口コミもあるので、体躯の大きな方も注意した方が良さそうです。
静かに使いたい!静音性重視

出典:Amazon
筆者が実際に購入したのが、このBARWINGのルームランナーです。
走行面に8つの衝撃吸収クッションがあり、足への負担を軽減するだけでなく、周囲に配慮しながらトレーニングに集中できます。

折りたたみはできますが、薄型ではないので部屋の圧迫感はあります。
また重量はかなりあるので女性一人で搬入・移動はキツいでしょう。
ルームランナーがおすすめな人・いらない人の特徴
ルームランナーがおすすめな人といらない人の特徴を、以下の表にまとめました。
ルームランナーがおすすめの人
- 人目が気になる
- 初期費用(5万円程度)がかけられる
- 好きなタイミングですぐ走りたい
- 1年を通して快適かつ楽しく走りたい
- 自宅で強度の高い有酸素運動がしたい
- 気持ちの切り替えや自己管理ができる
ルームランナーがいらない人
- 家だとだらけがちで気持ちの切り替えができない
- ある程度走るタイミング・時間帯が決まっている
- 集合住宅でご近所トラブルが気になる
ネックとなる初期費用・騒音がクリアできるようであれば、ルームランナーがおすすめです。
逆に「お金をかけたくない」「ご近所トラブルが気になる」という方は、通常のジョギング・ランニングが向いています。
ルームランナーがいらないと感じる人向けのQ&A
最後にルームランナーがいらない・使わなくなると感じる人に向けたよくある質問をまとめました。
ルームランナーの代わりになるものは?
条件別に、ルームランナーの代わりとなるものをご紹介します。
- お金をかけない・場所がない→ウォーキング・ランニング
- お金を多少かけられる・場所がない→ステッパー
- お金をかけられる・場所がある→スピンバイク
スピンバイクはルームランナーよりも膝や関節への負担が少ないので、軽い負荷をかけて利用したい人にもおすすめです。
静かなものがいい場合は、場所もとらずリーズナブルなステッパーが良いでしょう。
続かないときのコツは?
ここで、筆者が実際にやっている「ルームランナーを続けるコツ」をご紹介します。
- 連続ドラマやアニメを見る(続きが気になって続けられる)
- Youtubeで「ルームランナー用景色」「バーチャルラン」を見ながら走る
- 「歩くだけ」「5分だけ」など本気で走らない日を作る
実際に、このようにルームランナーの前にモニターを設置して動画が見られるようにしています。
せっかくルームランナーを購入しても、続かない状態になっては元も子もありません。
使わなくなる前に「継続する努力」をすれば、ダイエットなどの効果も見えやすく挫折しにくいです。
効果がないって本当?
「効果がない」のではなく、効果を実感するには時間がかかるというのが正しいです。
筆者の場合、週3でのルームランナー利用で体重に変化がでたのが2ヶ月目以降でした。
もし体重が停滞してきたら、距離を長くしたり傾斜をつけたりするなど工夫してみてください。
ルームランナーの寿命は?
一般的な寿命は3年~5年で、走行ベルト・走行板の寿命は3,000~6,000km程度と言われています。
ただし、使用頻度や保管環境、機器の品質によって寿命は大きく異なります。
もし修理に出す場合は、最低でも1万円はかかると考えておきましょう。