
どっちを使えばいいの?
今回はこのような疑問をお持ちの方向けに、リストラップとパワーグリップの違いや併用方法を紹介します。
結論からいうとリストラップとパワーグリップの用途は全く異なりますが、いずれも初心者〜上級者まで必ず揃えるべき欠かせないグッズです。
トレーニングの質を高めるためにもぜひ参考にしてみてください。
リストラップとパワーグリップの違い
リストラップとパワーグリップの簡単な違いは以下の通りです。
リストラップ | パワーグリップ | |
---|---|---|
目的 | 手首の保護 | 滑り止め |
適した種目 | 胸・肩・腕 | 背中全般(一部、胸・肩) |
価格帯 | 1,000〜5,000円程度 | 3,000〜13,000円程度 |
そもそもの使用目的が違っているため、手首に負担がかかる種目はリストラップ、手が滑りやすい種目はパワーグリップというのが使い分けになります。
ただ一部例外となる使用法もあるので下記で詳しく紹介します。
どっち?リストラップとパワーグリップの併用方法
リストラップとパワーグリップのどっちを使うべきか迷う方向けにおすすめの併用方法を紹介します。
※あくまで基本的な使い方+筆者の主観を交えて紹介しているので、自身で試して合うものを見つけてください。
胸・肩・腕の種目はリストラップ
胸・肩・腕の種目は基本的にリストラップの使用をおすすめします。
なぜなら、胸・肩・腕の種目では手首に負荷がかかるため、その保護としてリストラップが適しているからです。
リストラップに合った種目
- 胸:ベンチプレス、チェストプレス、ダンベルフライなど
- 肩:ショルダープレス、サイドレイズなど
- 腕:アームカール、ハンマーカール、プレスダウン、ライイングエクステンションなど
背中の種目はパワーグリップ
背中の種目ではリストラップを使うことはなく、パワーグリップを選択しましょう。
背中の種目は手が滑ることで握力が消費されやすいため、パワーグリップを滑り止めとして使うことで握力の消費を防げます。
またパワーグリップだけでなく、リストストラップも滑り止めとして使えるため、使いやすさに合わせて併用しましょう。
代表的な種目
- 懸垂
- ラットプルダウン
- ベントオーバーロウ
- シーテッドロウ
例外:胸・肩・脚のダンベル種目でパワーグリップ
胸・肩の種目はリストラップと言いましたが、例外的にダンベル種目でパワーグリップを使うのもおすすめです。
なぜなら素手でダンベルを握ると滑りやすく、胸や肩の筋肉より先に握力に限界が来たり、滑りやすいことで集中力が削がれたりするためです。
ここでパワーグリップでダンベルを握れば、素手より滑りづらくなり、胸や肩の筋肉を十分に追い込みやすくなります。

パワーグリップに合った種目
- 胸:インクラインダンベルプレス、ダンベルプレス
- 肩:サイドレイズ、リアレイズ、アップライトロウ
- 脚:ブルガリアンスクワット、ルーマニアンデッドリフト、ランジ
おすすめのリストラップ
リストラップの購入を検討中の方は以下の中から選ぶのがおすすめです。
ゴールドジム
「筋トレの聖地」でお馴染みのゴールドジムが開発したリストラップです。
ボディビルダーたちの意見を参考にしながら開発されており、硬すぎず柔らかすぎずという絶妙なバランスが魅力の商品。
手首を返しやすい柔軟性が残されているため、ベンチプレスなど手首を返す種目でもやりやすいです。
Schiek
Schiek(シーク)はゴールドジムと並んで、世界的に有名なフィットネスブランドの1つです。
色によって硬さが異なるのが特徴で、青は硬め、その他の色はやや柔らかめに作られています。
ベンチプレスなど高重量のプレス系種目であれば青、あまり高重量でやらない種目は赤や白で良いでしょう。

女性はピンクがおすすめ
おすすめのパワーグリップ
パワーグリップは以下の3つがおすすめです。
ゴールドジム(VERSA)
ゴールドジムのパワーグリップはトップボディビルダーも愛用する商品で、パワーグリップの中でも最高品質です。
長く使える耐久性や人間工学に基づく設計、滑りづらい素材などボディビルダーたちの意見を参考に改良されており、初心者〜上級者まで満足できる商品です。

ただしゴールドジム製は以前より値上がりしており、今後も値上がりする可能性も考えられるのでお早めの購入がおすすめ。
少し安いVERSAもおすすめ
VERSAのパワーグリップも非常に人気で高品質のパワーグリップですが、実は製造元はゴールドジムです。
性能面もほぼ同じですので、価格面でより安いものを選びたい方はVERSAを選びましょう。
STEADY クロスグリップ
STEADYクロスグリップはトップフィジーク選手の久野圭一さんが監修したパワーグリップです。
通常のパワーグリップでは引く系の背中種目での使用を想定して作られていますが、クロスグリップは押す系の胸や肩の種目にも対応できるよう作られています。
特にダンベルベンチプレスやサイドレイズなど、ダンベル種目で滑り止めとして機能するためパフォーマンスアップが期待できます。

ゴールドジム製と比べると若干滑りやすいと個人的に思いましたが、ダンベル種目で指が滑りやすい人はぜひ試して見て欲しい一品です。
ALLOUT
初心者の方が初めてパワーグリップを購入するならALLOUTで良いでしょう。
安価なパワーグリップの中では最も品質が優れており、滑りづらさも十分で機能面での不備はほとんどありません。