トレーニングパフォーマンス向上には欠かせないパワーグリップとリストストラップ。
しかし、筋トレ初心者の場合その違いや使い分け方が分からない人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、リストストラップとパワーグリップの違いや使い分け方、各ギアのおすすめアイテムを紹介します。
それぞれの正しい使い方も解説しているので、トレーニングの際は記事の写真と照らし合わせて装着してみてください。
リストストラップとパワーグリップの違い
リストストラップとパワーグリップはいずれも握力の補助が目的のアイテムですが、素材や使いやすさ、価格の面で違いあります。
| 比較項目 | リストストラップ | パワーグリップ |
|---|---|---|
| 見た目 | フックのついた長いベルト | 手首にストラップのついたグローブ |
| 素材 | 革・布(コットン) | 革・ラバー |
| 使いやすさ | 巻きつけに時間がかかる | すぐに取り付けられる |
| グリップ力 | 高い | やや高い |
| 価格 | 1,000~4,000円台 | 2,000~10,000円台 |
| 適した種目 | ベントオーバーロウ、デッドリフト | ラットプルダウン、背中のマシン種目、サイドレイズ |
パワーグリップはバーやグリップに1周分巻くのに対し、リストストラップは2〜3周ほど巻くため、リストストラップの方が滑りづらいです。
ただし巻く手間が面倒になるため、「そこまで滑りづらくないけど握力補助はしたい」という場合はパワーグリップを使うのが良いでしょう。
リストストラップとパワーグリップのどっちを選ぶ?使い分け方
種目別にどちらのギアを使うべきかについて解説するので、ぜひトレーニングの参考にしてください。
ベントオーバーローやデッドリフトならリストストラップ
ベントオーバーローやデッドリフトといった種目はリストストラップの使用がおすすめです。
ある程度重量を扱うフリーウェイト種目は、手に馴染みやすくグリップ力が高いリストストラップをつければフォームが安定しやすくなります。
巻き付ける回数がパワーグリップよりリストストラップの方が多い分滑りづらいため、高重量を下から上に持ち上げる種目での使用がおすすめです。
グリップがゴム製のマシンでは巻きづらいのでパワーグリップがおすすめ
懸垂やダンベル種目ならパワーグリップ
ワンハンドローなどのダンベル種目や懸垂、ラットプルダウンはパワーグリップをおすすめします。
ダンベルは巻き付けるスペースが狭いため、リストストラップではやや巻きづらく、パワーグリップでクルッと1周巻き付ける方がやりやすいです。
懸垂やラットプルダウンは基本的にパワーグリップをおすすめしますが、リストストラップを懸垂で行う上級者もいるため、両方試してみるのが良いでしょう。
またマシン種目はグリップがゴム製の場合が多く、リストストラップとの相性が相性が悪いため、全般的にパワーグリップがおすすめです。
サイドレイズ、インクラインベンチプレスにもパワーグリップは使える
おすすめのパワーグリップ
続いて、初心者から上級者まで幅広い層におすすめのパワーグリップを3つ紹介します。
ゴールドジム(Versa)

出典:Amazon
世界最大級のフィットネスクラブ「GOLD'S GYM(ゴールドジム)」が販売しているパワーグリップです。
ボディビル世界王者の鈴木雅選手も愛用しており、プロも納得の機能性や利便性が備わっています。
また、ゴールドジムのパワーグリップはクラシック、プロなどのなどラインナップが充実しているのもポイント。
| 種類 | 価格(税込・Mサイズの場合) |
|---|---|
| プロタイプ | 14,300円 |
| クラシックタイプ | 7,700円 |
| Amazon.co.jp限定 | 14,300円 |
自分のレベルに合ったタイプを選んでみてください。
Versa Grippsについて

出典:Amazon
Versa Grippsは製造元が同じゴールドジムということで、同ランクとしています。
デザインのカッコよさや筋トレYouTuber界隈でも人気のパワーグリップで筆者も実際に使用しています。
巻き付けやすさ、滑りづらさ、耐久性いずれをとっても高品質で初心者〜上級者まで万人におすすめです。
ゴールドジムが値上げしたので、Versaの方が約4千円お得です!
ALLOUT
出典:Amazon
ALLOUTはIFBBPRO選手や日本のトップフィジカーも愛用している人気ブランドです。
日本代表ボディビルダー浅野喜久男が監修しており、トレーニングパフォーマンスを向上させるための工夫が細部にまで施されています。
圧倒的なフィット感や耐久性、グリップ力を誇り、300kg以上の高重量トレーニングでも使用できるアイテムです。
King2ring

出典:Amazon
King2ringのパワーグリップは良心的な価格かつ高品質で30日間返金保証もついているため、初心者から上級者まで幅広い層から人気があります。
迷彩やヒョウ柄、モノグラムなど珍しいデザインが揃っていて、遊び心があるデザインが多いです。
サイズなどの詳細情報はこちらを参照してください。
| 製品型番 | pk650pro |
| 素材 | ワイヤーラバー |
| 手首サイズ | S:約14-17cm M:約17-19cm L:約18cm-21cm |
| ベロサイズ | S:約16cm M:約17cm L : 約18cm |
| 幅 | S:約8.5cm M:約9.5cm L : 約10cm |
King2ringのパワーグリップはラバーや本革など、レベル別などでラインナップが充実しているので、お好みに合わせて使い分けても良いでしょう。
おすすめのリストストラップ
ここからは、トレーニングパフォーマンス向上に役立つおすすめのリストストラップ2選を紹介します。
ゴールドジム

出典:Amazon
世界最大級のフィットネスクラブ、ゴールドジムのリストストラップです。
コットン素材で長さは50cmと標準的なリストラップで、初心者でも使いやすくなっています。
グリップ感やフィット感もしっかりあるため、汗で滑りそうな時でも手の位置やフォームを保持しやすいでしょう。
| カラー | ブラック |
| サイズ | ワンサイズ |
| 素材 | 綿、ロゴ部分はナイロン |
| 重量 | 70 g |
| 商品寸法 | 約51cm |
ハービンジャー

出典:Amazon
ハービンジャー(Harbinger)は1988年にアメリカで生まれたウェイトリフティングやフィットネス用トレーニングギアのリーディングブランドです。
握力の疲労を軽減しつつ、高重量でのトレーニングも行いやすく狙った筋肉を効果的に鍛えられます。
手首にあたるパッドは快適性に優れたNeo Tek製パッドを採用しているため、長時間着用していてもストレスなく使用できるのもポイント。
商品詳細はこちらです。
| カラー | ブラック・ピンク・ドクロ・メルロー・旗・迷彩 |
| 素材 | ポリエステル・コットン・ネオプレン |
| 重量 | 0.13ポンド |
| 商品寸法 | 15.2 x 12.7 x 10.2 cm |
リストストラップとパワーグリップの巻き方
リストストラップとパワーグリップの巻き方や使用方法について解説します。
リストストラップ
ハービンジャーのリストストラップを使った巻き方を紹介します。
まずは、ストラップの端を反対側の穴に通して輪を作ります。

できた輪の中に手を通して、手首に合うよう輪の大きさを調整します。

ストラップの端は親指と人差し指の間から出るようにしてください。

ストラップと手のひらでバーを包むイメージでストラップを奥から手前に向かって巻いていきます。

Saori巻き付ける方向に注意!
最後に絞るようにギュッと握り込みます。

パワーグリップ
左右や向きに注意して装着する
手の形とベロが重なるようにして装着し、手首のストラップを調整する。

プル系種目の巻き方
ローイングなどのプル系種目の場合は、写真のようにベロを手の平側に巻き込むようにしてシャフトに巻き付けます。

プッシュ系種目の巻き方
ベンチプレスなどプッシュ系種目の場合は、ベロを手のひら全体で包むようにしてシャフトバーを握りこんでください。

リストストラップとパワーグリップのよくある質問
最後に、リストストラップとパワーグリップの使用に関するよくある質問をまとめました。
初心者はどちらがおすすめ?
筋トレ初心者はパワーグリップの使用がおすすめです。
巻きつけに時間がかからず、短いベロでもしっかりホールド力があります。
グリップ力の高さならリストストラップですが、初心者が扱う重量であればパワーグリップで十分対応できるでしょう。
まとめ
今回はリストストラップとパワーグリップの違いや使い分け、各ギアのおすすめアイテムを紹介しました。
それぞれ使いこなせるようになるまで時間はかかりますが、正しい使い方ができれば今よりも格段にトレーニングパフォーマンスが向上します。
特に背中を重点的に鍛えたい人にはどちらも必須アイテムなので、これを機にぜひ手に取ってみてください。












