プロテインブームの到来で数多くのプロテインが販売されていますが、その多くは人工甘味料入りのプロテインです。

人工甘味料不使用のプロテインはないの?
今回はこのような疑問をお持ちの方に向け、人工甘味料不使用のおすすめプロテインを紹介します。
コスパ抜群の安いもの、WPI、女性向けなどをそれぞれ紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
【安い】人工甘味料不使用のおすすめプロテイン
人工甘味料不使用のプロテインの中でも安いおすすめのものを紹介します。
リミテスト
人工甘味料不使用プロテインの中でも最安級なのがリミテストのWPC PUREです。
自社工場で減量調達〜製造まで一貫して行うことで無駄なコストを抑え、安価での販売を実現しています。
さらに人工甘味料以外にも、香料・保存料・着色料も不使用で業界トップレベルの身体に優しいプロテインです。
アミノ酸の配合バランスを示すアミノ酸スコアも100点満点で成分的にも優れています。

3kgのまとめ買いも可能
マッドプロテイン
マッドプロテインも中間マージンを挟まない自社製造によって安価で販売されているプロテインです。
プロテインのOEM事業で培ったノウハウを活かして、美味しさ・溶けやすさ・アミノ酸のバランスの全てが優れています。
人工甘味料を含まない代わりに天然甘味料ステビアを使用しているため、ステビアの味が苦手でない方におすすめです。
3kg、5kgのまとめ買いも可能
ビーレジェンド
大手プロテインメーカーであるビーレジェンドから販売されている人工甘味料なしのプロテインです。
プロテイン以外にもビタミンC・ビタミンB6も含むことでトレーニング後の免疫維持・アミノ酸代謝をサポートも期待できます。
国際的アンチ・ドーピング認証の「インフォームドチョイス認証」も取得しており、アスリートやボディビルダーでも安心して飲めます。
味や品質、製造工程も大手企業という抜群の安心感があるため、プロテイン選びで失敗したくない方にもおすすめです。
【WPI】人工甘味料不使用のおすすめプロテイン
女性向けの人工甘味料不使用のおすすめWPIプロテインを紹介します。
グロング
グロングのWPIプロテインのナチュラルフレーバーは人工甘味料不使用です。
人工甘味料以外にも、香料・保存料・着色料を一切使用しておらず非常に身体に優しいプロテインです。
またCFM製法でできており、これは通常のWPIよりもアミノ酸を残したまま余分な脂肪・乳糖など不要な成分を省いたもので、最も高タンパク・低カロリーを実現した製法です。
CFM製法のプロテインの中では最安級ですので、身体に優しい高タンパクプロテインを飲みたい方に非常におすすめです。
ナチュラル以外のフレーバーは人工甘味料を含む
マッドプロテイン
マッドプロテインのWPIは人工甘味料不使用で安価で販売されているプロテインです。
無農薬かつ科学肥料不使用の牧草を食べた牛のミルクでできており非常に健康的です。
3kg、5kgのまとめ買いも可能ですので、高品質で身体に優しいプロテインをまとめ買いしたい方にもおすすめです。
FIXIT
FIXITのWPIのプレーン味は人工甘味料不使用・無香料・無着色のプロテインです。
タンパク質は1食30gあたり26.3gと高タンパクであり、プレーン味ですので味付けを自由にできるのもポイント。
WPCプロテインより低脂質で吸収も早いため、トレーニング後に素早くタンパク質を補給したいときにもおすすめです。
【女性】人工甘味料不使用のおすすめソイプロテイン
女性向けの人工甘味料不使用のおすすめソイプロテインを紹介します。
uFit
uFitソイプロテインは人工甘味料・保存料・着色料・香料を一切含まないプロテインです。
天然甘味料のステビアを使用した甘さ控えめのプロテインで、口コミでも「飲みやすく美味しい」と非常に高評価です。
国内工場で透明性の高い製造を行っているため、美味しさ・品質・安全面の全てにおいてソイプロテインの中でトップレベルと言えるでしょう。
ザプロ
ザプロのソイプロテインのプレーン味は、人工甘味料・香料・着色料不使用のプロテインです。
タンパク質含有量は1食20gあたり17.1gと豊富ながら、低糖質・低脂質でダイエット中の女性や太りたくない女性にもおすすめです。
ただしプレーンですので、コーヒーや紅茶と混ぜる、フルーツと混ぜてスムージーにするなど味付けは工夫しましょう。
プレーン以外のフレーバーは人工甘味料を含む
リミテスト
リミテストの人工甘味料不使用のソイプロテインは、ソイプロテインの中でも最安レベルです。
人工甘味料以外にも香料・保存料・着色料不使用で、製造も国内工場で行っているため、身体に優しく安心感のあるプロテインです。
人工甘味料不使用ながらも、きな粉・ココア・抹茶など味がついていて飲みやすいのも魅力です。
プロテインの人工甘味料は身体に悪い影響がある?

このようにお考えの方がいますが、現段階でのWHOの研究成果は以下の通りです。
人工甘味料に関するこれまでの研究成果などについては、以下の通りである。
(1)成人を対象とした数カ月の比較的短期間の研究では、人工甘味料の使用が多い方が減量効果を認めたが、年単位にわたる長期間の研究では、むしろ人工甘味料の使用が多い方が体重増加を認めた。
(2)砂糖の代わりに人工甘味料を使用する場合にのみ減量効果が認められ、人工甘味料の使用による減量効果は摂取カロリーが減ったことによる影響が考えられた。
(3)人工甘味料による年単位にわたる長期的な影響として、糖尿病、脳卒中や心筋梗塞などの心血管疾患、また死亡の危険が高まることが報告されている。しかし、人工甘味料は糖尿病や心血管疾患の危険因子となる血糖値や血清脂質などへの直接の影響は認められていない。
(4)人工甘味料の小児への影響について、減量やう歯の予防などが報告されている。また、妊婦においては、早産や出生児のアレルギー疾患との関連について報告されている。しかし、報告数は少なく、小児や妊婦・授乳婦への健康影響はまだ十分明らかではない。
このように人工甘味料の健康影響はまだ不明な点も多く、特に長期的な使用による健康影響については悪影響も考えられることから、WHOは人工甘味料の使用に関して「減量や生活習慣病の予防のために人工甘味料を使用しないように」と提言している。
また人工甘味料の1つであるアスパルテームに関しては国際がん研究機関が「ヒトに対して発がん性がある可能性がある」グループに分類しています。
ただし世界各国および日本人のアスパルテームの摂取量は許容一日摂取量を下回っており、現時点では健康への悪影響が生じる懸念はないとされています。
一方で、食品添加物専門家会議では、アスパルテームの許容一日摂取量(ADI:ヒトが一生涯にわたって毎日摂取し続けても健康への悪影響がないと考えられる1日当たりの摂取量)については1日当たり・体重1キログラム当たり40ミリグラムと、これまで通りの値が適切であることを確認した。
また、世界各国におけるアスパルテームの1日当たりの経口摂取量を推定したところ、摂取量は許容一日摂取量より低かったことから、アスパルテームの摂取により健康への悪影響が生じる懸念はないと述べている。
アスパルテームの許容一日摂取量は、アスパルテームが200~300ミリグラム入っているダイエット清涼飲料水500ミリリットルボトルであれば、1日に8~12本に該当する。
また、令和4年度の厚生労働科学研究「生産量統計調査を基にした食品添加物摂取量の推定に関わる研究」では、日本人のアスパルテームの一日摂取量は6.58ミリグラムと推計され、ADIの許容一日摂取量のわずか0.3%程度であることが報告されている。
他にもスクラロースに関してはDNAを損傷する可能性が示されています。
米国の研究チームが、ヒトの血液細胞や腸壁組織を使って調査を実施したそうです。その結果、スクラロースやスクラロースが体内で代謝された際にできる「スクラロース-6-アセテート」によって、DNA損傷が生じる可能性があることが明らかになったそうです。さらに、これらの物質が腸の内壁にダメージを与えることも確認されたといいます。
身体に有害な可能性が示唆されている人工甘味料ですが、一般的な食生活を送っていれば基準値を超えることはほぼありません。
ただしプロテイン以外にもお菓子や加工食品など日常の食べ物に含まれていることも多いので過剰摂取には気をつけましょう。
高須幹弥先生の見解
高須クリニックの院長である高須幹弥先生が、人工甘味料入りのプロテインに関する見解を述べられているので参考にどうぞ。
参考:人工甘味料の使用に関する WHO ガイドラインについて考える
参考:This Common Artificial Sweetener Can Break Down DNA, Scientists Warn
各プロテインメーカーに含まれる人工甘味料
各プロテインメーカーのWPCプロテインに含まれる人工甘味料は以下の通りです。
各ブランドのWPC | 人工甘味料 |
---|---|
エクスプロージョン | スクラロース |
REYS | アスパルテーム L−フェニルアラニン化合物 スクラロース |
ザバス | アスパルテーム L−フェニルアラニン化合物 スクラロース |
マイプロテイン | スクラロース |
ビーレジェンド | スクラロース アセスルファムK ※味によって異なる |
VALX | アスパルテーム L−フェニルアラニン化合物 スクラロース |
ハルクファクター | アセスルファムK スクラロース |
グロング | スクラロース アセスルファムK ※味によって異なる |
人工甘味料不使用のプロテインに関する質問
人工甘味料不使用のプロテインに関する質問にお答えします。
ダイエットにおすすめなものは?
人工甘味料でダイエット向きなものはWPIプロテインです。
WPIプロテインは一般的なプロテイン(WPC)から無駄な糖質・脂質を省いたもので、高タンパク・低脂質・低糖質となっています。
以下の3つの中からお好みのものを選びましょう。
ドラッグストアや市販で売ってるものは?
ドラッグストアや市販で売られている人工甘味料不使用のプロテインはULTORA(ウルトラ)です。
水溶性ビタミンを含む高タンパクなプロテインで国内製造で品質管理も徹底しており、非常に安心感のあるダイエットプロテインです。
価格がやや割高なのが唯一の難点ですが、気になる方はぜひ試してみましょう。